本サイト管理人のプロフィール

40歳になっても「何の為に仕事をするのかな?」なんて時々考えています。
私の職務履歴を読んでいただければ、人物像がイメージできると思い書いてみました。

■大学生だった時

私がまだ学生だった時、サークルの先輩が入社した山一證券が倒産。
この出来事は、これから就職活動を控えていた私に少なからずショックを与えた。

まだビジネスについて何も知らない呑気な学生で、ただ「大企業でも倒産するんだ」と脳裏に焼き付いた。

その後、金融機関の吸収合併が相次ぎ、リストラのニュースをよく聞くようになる。
人気就職先ランキングの上位に選ばれる有名企業であっても、社名がコロコロ変わっていった。

「なんか変だな・・・」

よく分からないながらも、違和感をたっぷり感じていた。

■新卒で入社した会社

1部上場企業のメーカーに入社した。
配属先は精密機器の営業。

入社した理由は経営体質が良かったから。
イメージよりも数字で判断。

仕事はすぐに慣れ同期や先輩にも恵まれたので、職場環境は悪くなかった。
給料やボーナスも学生時代の友達より多く貰っていた。

でも仕事はもの凄く単調。
実は入社1年目にして仕事内容に魅力を失っていた。

■1回目の転職活動

社会人2年目の秋頃から転職活動を開始。
24歳だった。

当時はITバブルの真っ最中で、日本でもネットベンチャーがもてはやされていた。

サイバーエージェントの社長が20代で上場企業の仲間入りをしたニュースは、私にとって衝撃的だった。
「得体が知れない会社だ」とか「危なっかしい」という評論家の意見もあった。

でも私は何か未来を感じた。
どうせだったら未上場のネットベンチャー企業へ転職しよう!
そう決意してからは早かった。

転職エージェントに希望を伝えて、色々な会社を紹介してもらった。
当時ベンチャー企業の情報に強かったのはインテリジェンスだった。

そして魅力的な社長に出会い、希望通りネットベンチャーへ転職。

■ベンチャー企業での仕事

転職先のネットベンチャー企業は、入社前のイメージと入社後のギャップが激しかった。
入社前に社長から聞いていた話とはだいぶ違う。

たった18人しかいない会社にも関わらず、社内派閥が出来ていて職場の空気は最悪。

私が入社してから2週間後に、鬱病を理由に出社拒否する社員が発生。
その1カ月後には、別の社員が職場で上司と喧嘩して、その場でクビを言い渡され翌日から会社に来なかった。

正直、とんでもない会社に来たもんだと内心焦った。
今だったらブラック企業と言われているだろう。

そんな環境でも、結果を出せば周囲は認めてくれる。
なるべくヤヤコシイ人間関係には関わらずに、私は営業結果を出し続けた。

幸い仕事内容は私が希望したEコマース事業だ。
自分がやりたかったことだから、仕事にも気持ちが入る。

ただ、未来のない会社に長居する訳にはいかなかったので、ここでも2年間お世話になって退職した。

■転職失敗で学んだこと

大学を卒業してから、1部上場企業に2年、誰も知らないベンチャーに2年。
26歳になっていた。

この先、自分のキャリアはどうなるのだろうか?
よく分からなかった。

私が辞めた事を聞きつけて、お誘いいただいた企業が3社あった。
いずれもベンチャー企業。
立ち上げメンバーとして参加してくれという話もあった。

「ありがたい」と思いつつも、すべてお断りした。
この時はもう分かっていた。
自分の実力不足を。

誰かが考えたビジネスモデルに、安易にのっかろうという考えが甘かったという事。

■3社目の会社との出会い

3社目の企業に出会ったのはTypeが主催していた転職セミナーだった。
そのセミナーで、その後上司となるM氏と意気投合。
正式に面接を受けるように勧められた。
トントン拍子で役員面接まで進み、すぐに内定が出た。

実はこの頃、大企業がEコマース事業に本格参入し始めた頃。
でも経験者はほとんどいなかった状態。

たった2年とはいえ私はネットベンチャーでEコマース事業に携わっていたので、企業にとって私のプロフィールは悪くなかったようです。

この時に痛切したのは、時代の1歩先読みが大切だという事。
未経験であっても、やりたい仕事があったらその業界に飛び込んでみるという事。

結局この会社には6年間お世話になりました。
「えっ、また辞めたの?」って言われそうですが、「そうです、また辞めました」。

その後、32歳の時に4社目の会社。
今は40歳になり8年間頑張っているので、最長記録更新中です(笑)

長くなってきたので、また気が向いたら追記します。

(2015年6月)

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