悩みを整理して職場を変えるべきか考えてみる
仕事を辞めたくなる理由
入社前の社会人に対するイメージと入社後のギャップに戸惑う社会人1年目は非常に多いです。
新人向けの意識調査データによると、「入社後1年以内に仕事を辞めたい」と考えた人は全体の6割にも上るそうです。 二人に一人以上は、何らかの理由で会社に幻滅をしているのです。
その理由をヒアリングすると、こんな答えが返ってきました。
- 雑務が多く「仕事=作業」というイメージに落胆した
- 会社の体質が古くて若手の意見が全く経営陣に反映されない
- 先輩社員の覇気がなく、ここにいるのはヤバイと感じた
- 上司である課長の年収を聞いて、低すぎると落胆した
- 仕事内容に全く興味を持てず、入る業界を間違えたと気づいた
- 勤めている会社の将来性が危ない事を悟った
- 上司がバカすぎてついていく気になれない
- 残業が多く休みも取れない為、いつもプライベートが犠牲になる
- キャリアを築ける職場ではなかった
社会人1年目の告白を聞いて感じたのは、「仕事がきついから辞めたい」というのではなく、「まともな仕事をやらせて貰えなくてしらけている」という表現がぴったりなのかもしれません。
入社1年目転職のメリットとデメリット
【メリット】
①職種・業種の変更が可能な事
学生時代に抱いていた仕事のイメージと入社後の実務では、仕事への理想と現実のギャップがあったはずです。
そのギャップがあまりにも大きかった人は、業界や職種変更を考えることが可能です。
これは20代前半の転職だけに許される特権です。
②若い方が選択肢の幅が広い
転職市場では若ければ若いほど、応募可能な企業数が多いです。
ですから、現在の会社の見切りをつけたのであれば、サッサと転職してしまう方が有利です。
駄目な会社だと分かっているのに我慢して勤め続けていると、どんどんあなたの将来の選択肢は狭まります。
③将来のキャリアビジョンを描きやすくなる
一度でも転職した人は、社内より業界全体を深く意識するようになります。
そうなると目線は上がり問題意識が芽生えるので、キャリア形成に成功しやすい傾向にあります。
【デメリット】
①周囲の目が気になる
入社1年目で会社を辞めると、親や親戚から「根性がない」と思われがち。
そのような冷たい視線を、「あなた達の時代とは違うんだ!」と跳ね返すぐらいの勇気は必要です。
②経験不足
履歴書を送付しても、経験不足を理由にして書類選考で落とされることがあるでしょう。
ただこのような経験を経る事で、やりたい仕事をする為には自分に何が必要なのかが分かります。
臆することなく履歴書を送り続けましょう。
失敗しない為の転職活動
転職活動に必要な事は、「ビジネス界を俯瞰する能力」を持つ事です。
(※俯瞰とは・・・高いところから見下ろすこと。全体を上から見て客観的判断材料を得ること。)
社会人1年目でビジネス界を俯瞰する目を持っている人はもちろんいません。
でも、世の中にはそれを代行してくれるサービスがあります。
次のページでは、社会人1年目の転職に必須となる俯瞰能力を備えた相談相手を持つ事の重要性を伝えています。